知多5市エリアに建てたい人必見!注文住宅計画ナビ
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本ページでは知多半島5市の中から、大府市を取り上げ、住みやすさや交通の便、特色や口コミなどを取りまとめてご紹介していきたいと思います。
大府市は西部に隣接する東海市とともに、知多半島の付け根部分に位置しています。知多半島の5市の中では海に面していないというのも特徴になります。
古くから名古屋エリアと岡崎・三河エリアを結ぶ交通の要衝であり、JR東海道本線が通っていることもその証左と言えるでしょう。また、市としての特色としては、自動車関連の産業が盛んな地域柄というのがあります。
もうひとつ、市の南部には、健康・医療・介護・福祉関連の機関や施設が集積する、全国でも有数の地域――ウェルネスバレーを擁することでも知られています。
交通面では、前述しました通り、名古屋エリアと三河・岡崎エリアを結ぶ地点の駅として東海道本線の大府駅が所在。名古屋方面、三河方面へのアクセスは良好です。とりわけ、名古屋まで電車で10分程度というは、大きなメリットと言えるでしょう。
また大府駅からは支線として、知多半島の東部を南北に縦断するJR武豊線も利用できます。ただし、この大府駅周辺には商業施設などは少なく、むしろ同じ東海道本線の隣り駅である共和駅の周辺に比較的多く点在。スーパーやドラッグストア、家電量販店などが利用できます。
子育ての面では図書館、子どもステーション、児童センター、大型の森林公園などが充実していると評判。産院は市内に2件、小児科も複数あり、また治安が良く安心できるという声も聞かれます。
ここからは、大府で住宅を建てると利用できるお得な認定制度や補助金についてご紹介します。
認定長期優良住宅は「住宅ローンの返済が終わった頃に建て替えや家の補強にお金がいる」というような状況をなるべくなくすために、国によって設けられた制度です。[注1]
100年以上長期にわたって住めるなど、いくつかの条件を満たすと長期優良住宅として認定されます。国はこの制度を促進するために、認定者にはさまざまなメリットを用意しています。たとえば、以下のようなものです。
認定を受けるまでに、必要書類をそろえて市役所に提出し、いくつもの機関の審査を受ける必要があります。また、行政から選ばれたら経過報告をする必要があるなど、ある程度は手間がかかるということを覚えておきましょう。
経過報告について少し解説すると、家を建ててから5年、10年、20年、30年を経過した住宅を対象に、対象者の中からある割合で世帯が抽出されます。その場合、保全状況を記した報告書を提出しなければなりません。
ただし、維持保全計画書というものがあります。そこには「いつ、どの部分を点検する必要がある」ことが書かれているため、それに沿って点検及び記録をしていれば問題ありません。
こちらの制度は、地球温暖化で問題となっている二酸化炭素の排出を抑えるために、さまざまな施策がされた住宅を建てる場合に対象となります。[注2]
計画書(低炭素建築物新築等計画)を作り、申請して認定を受ければ、次のような税の特例を受けることができます。
世代間の支え合いにより、子育てや介護の負担を軽減することを目的に、三世代同居住宅や近居住宅を採用する人には補助金を準備してくれています。[注3]
木造住宅耐震改修工事と同時の場合 | 20万円(耐震改修補助と合算で160万円まで) |
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新築や増築、リフォームの場合 | 10万円(ただし市内業者利用の場合はプラス10万円) |
補助の条件が細かく規定されているので、ホームページなどで確認の上、窓口で直接相談するといいでしょう。
また、工事を始めるタイミングに注意しましょう。申請して審査に通過し、交付決定通知を受け取ってから工事の契約をする必要があります。
さらに、審査通過後に補助金の請求書を提出したり、工事完了後に完了報告書を提出するなど、期日やタイミングが決められています。その点もしっかり確認しておきましょう。
道路に面した家の場合、生け垣を作って緑化することに対し、補助金を用意してくれています。「大府市まちがと緑化推進事業補助金」と呼ばれるものです。[注4]
市の緑化推進とともに、地震などによるブロック塀の倒壊で起こる災害防止のためという意図があります。
緑化整備にかかった費用の半分。ただし、限度額が定められています。
緑化面積や高さ(全体の高さや地面からの高さ)などの規定があるため、申請前にしっかりと確認しておく必要があります。
連続して3メートル以上の長さがあり、2メートル以上は道路に面しているなど、細かく要件が決められているので注意してください。