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地震対策への配慮・考え方

愛知の工務店が建てる住宅の耐震にかんする取り組みを調査。耐震等級3で耐震の工法を取り扱っており、長期優良住宅に対応した工務店の地震対策をレポートしています。(2021年10月調査時点)

住宅メーカー選びで知っておきたい耐震のこと

工務店に家づくりを依頼するにあたって、その工務店がどんな工法をとっているのかを調べるのは大切なことです。

なかでも、愛知を含めた東海エリアでは、住宅の耐震性にはとくに意識を向けたいところ。

建築基準法をクリアするのは当然。その上で、工務店に任せきりにするのではなく、より詳しく耐震性について知っておきましょう。

スーパーストロング構造体バリュー+制震工法:アニバーサリーホーム

一般的な木造軸組住宅の耐震性能を高める、独自の壁、床、基礎づくりで建築基準法の1.5倍の耐震性を持つスーパーストロング構造体バリュー(耐震補償付)に加え、制震装置Jダンパー(地震補償付)を組み合わせて、建物の安全・安心だけでなく、長年繰り返される地震にも劣化しないよう考慮されている。

スーパーストロング構造体バリュー+制震工法を取り入れたアニバーサリーホームの実績や口コミ評判、施工事例を見る

制震工法:サーラ住宅

建物の荷重を面で受け止める、「一体打ちベタ基礎」。木造軸組工法の長所と、パネル工法の長所を兼ねそなえた「ハイブリッド構造」「運動エネルギーを熱エネルギーに変換する」粘弾性体の物性を組み合わせ、住んでいる人を守る。

制震工法を取り入れたサーラ住宅の実績や口コミ評判、施工事例を見る

ベタ基礎工法、パッキング工法:ササキ建築

基礎を一体の箱にすることで家の重量を広い面積で受け止め剛性を高め、湿気やシロアリなどの侵入を抑制するのがベタ基礎工法。その上で、基礎と土台の間に硬質ゴムや樹脂製の緩衝材を設置することで下に湿気が充満することを防止するのが基礎パッキング工法になります。

ベタ基礎工法、パッキング工法を取り入れたササキ建築の実績や口コミ評判、施工事例を見る

半田市の耐震住宅

住宅を建てる際、気になるのは耐震性ですよね。ここでは半田市で耐震住宅を手に入れる場合のポイントについて紹介します。

※ここで紹介しているのは調査当時の情報です。助成金の有無や条件、申請期間、優遇措置などについては、各自治体の公式ホームページで最新の情報を確認してください。

半田市の助成金について

半田市では、木造住宅の耐震改修を行う場合に助成金が受けられます。助成金が出るのは「昭和56年5月31日以前に建築されている」「市の無料耐震診断を受けている」などの条件をクリアした住宅です。市内の業者に施工してもらえば最大130万円、市外の業者であれば最大90万円の補助があります。ただし、数多くの条件があるため、申請すれば必ず補助が受けられるという訳ではありません。そのため、施工前に必ず助成金が出るか否か確認するようにしてください。

注文住宅による耐震住宅

新築で住宅を建築するなら、様々な工法によって耐震性を高くすることができます。半田市では新築の住宅に対する助成金はありません。そのため全額自費になります。しかし耐震性が高い住宅であれば、長期的に安全に住むことが可能でしょう。家族の生命を守るためにも、どの程度の耐震性なのか、どのような工法なのかなどをきちんと確認し検討するようにしてください。

長期優良住宅ならお得?

長期優良住宅と認定されるには、耐震等級2以上など9項目の条件を満たした場合です。長期優良住宅に認定されると、住宅ローン控除額が増える、税金の優遇、フラット50が使えるなどのメリットがあります。メリットやデメリットを知って、快適に暮らせる住宅を手に入れてください。

大府市の耐震住宅

地震はいつどこで起きるかわかりません。そのため、快適に長く暮らすためには、耐震性の高い住宅が良いでしょう。大府市で耐震性の高い住宅に住む際のポイントについて紹介します。

※ここで紹介しているのは調査当時の情報です。助成金の有無や条件、申請期間、優遇措置などについては、各自治体の公式ホームページで最新の情報を確認してください。

大府市の助成金について

大府市では昭和56年5月31日以前に着工され、2階建以下の木造住宅に限り助成を受けることができます。さらに耐震診断を受けることが必須です。また安全性の向上を目的にリフォームなどの改修を行った場合に支払われます。最大で140万円まで支払われるため、条件に当てはまる場合には申請をするようにしてください。

大府市の場合、昭和56年6月以降に建てられた住宅や新しく建築する住宅に対しては助成金が出ないため注意しましょう。ただし、高い耐震性が基準となる「長期優良住宅」で新築した場合には、税金が優遇されます。

耐震性の高い住宅に住むメリット

大府市自体による助成金は、新築の住宅を建築する場合にはもらうことができません。しかし長期優良住宅の場合には、様々な優遇処置があります。

長期優良住宅とは、耐震性や耐久性、省エネ性など多くの基準をクリアした住宅です。住宅ローン減税や所得税の特別控除などの優遇処置があります。注文住宅を建築する場合には、これらのメリットも把握した上で、どのような住宅にするのか検討されてください。

耐震等級3とは何か?

阪神淡路大震災の教訓を受け、平成12年から実施された「住宅の品質確保の促進等に関する法律」が定める耐震性の判断基準が耐震等級です。

耐震等級1

阪神淡路大震災レベルの地震でも倒壊しないレベルで、一般住宅は最低限この基準をクリアしていなければなりません。

耐震等級2

阪神淡路大震災レベルの1.25倍の強さの地震でも倒壊しないレベル。病院や学校はこの等級を満たしていなければなりません。

耐震等級3

阪神淡路大震災レベルの1.5倍の強さの地震でも倒壊しないレベル。耐震等級の最高レベルであり、消防署や警察署などの防災拠点となる建物はこの等級が求められます。

制振、免震、耐震の違いとは?

耐震

建物自体の強さによって地震の揺れに耐える方式。基礎や耐力壁、接合金具などにより地震の揺れに耐えられる強さを実現することです。

制振

建物自体が、地震の揺れを吸収する方式です。壁面の中に、ダンパーという制震部材(自動車部品のショックアブソーバーのようなもの)を組み込む方式が増えています。

免震

建物と基礎との間に特殊なゴムやローラーなどを組み込み、建物に地震の揺れを伝えないようにする方式です。どちらかといえば大規模ビル向けで、一般住宅での採用例は少ないのが現状です。

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